Frisbeee – Bilderbuch / ビルダーブーフ 和訳

Frisbeee – Bilderbuch / ビルダーブーフ の和訳。フリスビーを楽しむ爽やかなサマーソングではなく、フリスビーはドラッグの隠喩として使われている。アーティストとしての表現の自由と世間的に許容される表現の境界線を模索した、ポジティブなドラッグソングだ。

MV

Frisbeee – Bilderbuch 和訳

オリジナル🔗Genius

[Strophe 1]

友達はみんな 今夜フリスビーをするんだ
そしてまた僕は気づく 僕の地球は平らなんだと
やっと僕らは手に入れたんだ 終わらない夜を
それが何かなんて どうでもいい

[Chorus]

僕が欲しいものは フリスビー
男女みんなで言おう 「フリスビー」
今日はすごく フリスビーな気分*1
みんなが欲しいのは フリスビーだ

[Strophe 2]

宇宙のカウボーイは 夜通しフリスビーを乗りこなす
そしてまた僕は気づく 僕の地球は平らなんだと
この世界は 僕の周りだけにあるんじゃないんだと
そして最高に歪んで見える

[Chorus]

フリスビー
土曜日の夜 男女みんなで言おう 「フリスビー」
CDは窓の外へ*2 今日はすごく フリスビーな気分*1
気をつけて 気をつけて 気をつけて!
みんなが欲しいのは フリスビーだ

[Chorus]

フリスビー
土曜日の夜 男女みんなで言おう 「フリスビー」
トリプルXのDVD*3
今日はすごく フリスビーな気分*1
気をつけて 気をつけて 気をつけて!
みんなが欲しいのは フリスビーだ

[Strophe 3]

フリスビーをキャッチした 彼女の胸が揺れる*4
そしてまた僕は気づく 何が僕を幸せにしてくれるか
気づいたんだ 何が僕を幸せにしてくれるか
気づいたんだ 僕の地球は平らだ


注釈

*1 Berliner Morgenpostのインタビューによると、「Ich fühl mich Frisbee (フリスビーな気分)」はクロアチアで朝食を食べているときに浮かんだフレーズだそう。

*2 商業主義の音楽業界を切り捨てることの象徴だと考えられる。

*3 『トリプルX ( xXx ) 』はアメリカのアクション映画。前のCDのくだりでは、CDは窓から投げ捨てられているにもかかわらず、なぜか映画のDVDは生き残っている。デジタル化社会において、CDではなく他の媒体 (この場合はDVD) から音楽を届けなければならないという皮肉とも取れる。

*4 音楽業界においてポップソングに性的な表現を入れることはタブー視されがちだが、ヒップホップであれば過激な表現でも許容される。そのダブルスタンダードの壁を破ろうと、あえてリスキーな表現を使っている。