Sunflower – Low / ロウ 和訳

SunflowerLow / ロウ の和訳。タイトルはおそらくジーモン・ヴィーゼンタール (ホロコースト生存者/ナチハンター) 著『ひまわり』から取られている。集団墓地に入る運命にあった彼は、ひまわりの墓標で自分の存在を残せる人々に羨望していたからだ。

MV

Sunflower – Low 和訳

君の遺体が見つけられる時
その目には大きなX印が刻まれる
身代金の半分を使って
君が買ったのは、素敵な、素敵な、素敵な、素敵な
素敵なひまわり
そしてそれを
夜へ捧げた

ダビデの星の下
僕の目の前には100年が広がる
そして身代金の半分で
僕が買ったのは、素敵な、素敵な、素敵な、素敵な
素敵なひまわり
そしてそれを
夜へ捧げた

素敵な、素敵な、素敵な、素敵なひまわり
素敵な、素敵な、素敵な、素敵なひまわり
素敵な、素敵な、素敵な、素敵なひまわり
素敵な、素敵な、素敵な、素敵なひまわり
そしてそれを
夜へ捧げた

ひまわり / Die Sonnenblume について

医療廃棄物処理の強制労働者として陸軍病院に送られたヴィーゼンタールは、そこで瀕死状態のナチス兵士カール・ザイドルの病床に呼び出される。ザイドルはユダヤ人からの許しを得たいと前置きしたうえで、今までの罪を告白し始めた。ヒトラーユーゲントや親衛隊での経験、ユダヤ人が住む家の破壊、放火、逃げ惑うユダヤ人を銃殺したことなどを数時間に渡って話し、最後に許してほしいと懇願した。ヴィーゼンタールは何も言わず、部屋を出た。

翌日、看護師からその兵士が死亡したことを聞く。ザイドルは自分の持ち物をヴィーゼンタールのために残していたが、ヴィーゼンタールはこの受け取りを拒否し、代わりにザイドルの母親に送るよう看護師に頼んだ。残りの強制収容所生活を通して、ザイドルを許すべきだったか、ヴィーゼンタールはその記憶を反芻していた。

終戦後、ヴィーゼンタールはザイドルの母親と出会う。なぜ息子を知っているのかと訊かれた時、ヴィーゼンタールは嘘をついた。母親には彼女の息子がホロコーストに加担していた事実を告げることはできなかった。ザイドルを許すべきだったのか、様々な国籍、立場を取る人々からの意見を掲載した、倫理的ジレンマを問いかける秀作。

歌詞 / Original Lyrics