Christian Brothers – Elliott Smith / エリオット・スミス の和訳。クリスチャン・ブラザーズには二つの意味がある。一つは宗教組織、一つはブランデーの名前。この曲では、悪夢を振り払うためにクリスチャン・ブラザーズへ依存する負のスパイラルが綴られる。
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和訳
もう悪夢のクソ野郎は、俺をコケにできない
クリスチャン・ブラザーズが奴を倒してくれる
でも振り切る助けにはならない
怒るなよ、俺が欲しいのはこの気持ち悪さ
俺は瞬きするボスを見たんだ
偽りの心配は言う「一体どうしたんだい?」
それでいて、俺が握手するのが当然だと思ってる
それほど心配してくれる
怒るなよ、俺が欲しいのはこの気持ち悪さ
俺は瞬きするボスを見たんだ
そばに来てよ、ここに来て
悪夢は自分になる、もうハッキリ見える
怒るなよ、俺が欲しいのはこの気持ち悪さ
俺は瞬きするボスを見たんだ
そばに来てよ、ここに来て
悪夢は自分になる、もうハッキリ見える
悪夢は自分になる、もうハッキリ見える
解説
この曲は、継父であるチャーリーについて書かれた曲だと言われている。直接的には触れられていないので飛躍した解釈のように思えるが、エリオットがアルコール依存に陥った原因は、継父からの性的虐待である。「Some Song」「Flowers for Charlie」「No Confidence Man」でも触れられているチャーリーという悪夢を忘れるためにクリスチャン・ブラザーズ、つまりアルコールを仰ぐ。
また彼を「心配」しているのは、クリスチャンの支援団体のようだ。特にこの名前だと、通常は「Congregation of Christian Brothers」という性的虐待スキャンダルのあった宗教組織を指すため、妙に繋がる部分がある。「don’t be cross」は「怒るな」という意味に加えて、十字架のクロスの意味も含まれている。そしてクリスチャンの「ボス」といえば、神のことだ。「神が瞬きをした」はさまざまな解釈があり得るが、文脈的には死に近い状態を表しているのだろう。そして酔いが回り、自分の抱える問題・悪夢は、自分自身に変わる。
歌詞