Mann Gegen Mann – Rammstein / ラムシュタイン 和訳

Mann Gegen Mann – Rammstein / ラムシュタイン の和訳。「男対男」は同性愛のことを表しているが、「gegen (~に対する)」を使うことで同性愛と同性愛嫌悪の対立関係が示されている。それぞれの立場を取る男の対立、または一人の男の中の葛藤であるとも捉えられる。

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和訳

運命は俺に笑いかける
そしてプレゼントをくれた
温かな星に、俺は投入される*1
肌はとても近く、目は遠く
俺は運命を手にしたんだ
俺の欲望には、男が配置された

甘い水が死ぬ場所
それは塩の中で腐っていく
俺の心にいる小さな王子*2
女王のいない王様
女性が俺に迷い込むと
明るい世界に混乱が生じる

男対男
俺の肌は紳士のもの
男対男
類は友を呼ぶ
男対男
俺は二人の紳士の下僕
男対男
類は友を呼ぶ

俺はすべての空間の隅
俺はすべての木々の影
俺のチェーンに欠けるリンクはない*3
背後から欲望に引き寄せられたなら
俺の性別からは裏切り者と呼ばれた
どんな父親にとっても俺は悪夢だ

男対男
この肌は紳士のもの
男対男
類は友を呼ぶ
男対男
でもたまに、俺の心は凍りつく
男対男
冷たい舌たちが、それを叩く

冷たい舌たちが、それを叩く
オカマ!
あああああああ!
オカマ!
あああああああ!

均衡には興味がない*4
太陽は俺の顔を輝かせるから
でもたまに、俺の心は凍りつく
冷たい舌たちが、それを叩く

オカマ!
男対男
オカマ!
男対男
オカマ!
男対男
オカマ!
男対男

脚注

*1 各々の性的指向は「運命からのプレゼント」であり「選択」ではないということ。「warm」は「温かい」と「同性愛の」という意味がある。

*2 「小さな王子」は男性への愛であると同時に、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説『星の王子さま (Der kleine Prinz)』のレファレンス (大切なものは、目に見えない) でもある。

*3 「Glied」はチェーンの「リンク」と「男性器」の意味がある。チェーンはアクセサリーなので、好み・指向を表している。

*4 「均衡 (Gleichgewicht)」は陰陽の思想だと考えられる。つまり対立のこと。冷たい舌 = 批判・嫌悪する人々。

歌詞