Trainwreck 1979 – Death From Above 1979 / デス・フロム・アバヴ 1979 和訳

Trainwreck 1979 – Death From Above 1979 の和訳。1979年にオンタリオ州ミシサガで実際に発生した列車事故がテーマになっているが、自身の精神崩壊を象徴した表現でもある。

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和訳

俺が生まれた場所は高速道路 列車事故の渦中だった*1
心臓は鼓動を打つ 胸の外で
そして俺は世界に従う でもついていけない
追いつけないなら 死ぬまでこの血は止まらない

何もかも欲しい
満足できない
何もかも欲しい
満足できない

高速道路には 暗闇と空洞が広がっていた
道路に立つすべての十字架が 物語を語る*2
そして俺は世界に従う でもついていけない
物語は終わらない この血と内臓がある限り

何もかも欲しい
満足できない
何もかも欲しい
満足できない

線路を外れたのは
79年11時
移民たちが眠る頃だ
時間は少ない
市長が呼びかけ*3
市民をベッドから叩き起こした
家族を引き連れ
風に対抗して向かう
有毒な雲
燃え盛る炎
20万人の人々
でも誰も死ななかった
すべては
ポケットダイヤルが生まれる前に起きたんだ

俺は探し続ける
俺は探し続ける

そして俺は行き詰まり
線路の上に縛られる
ヒーローなんていない
悪党なんていない
責める相手なんていない
物語は結局同じ
満足することなんてない
この頭の問題だ

俺は探し続ける
俺は探し続ける

何もかも欲しい
満足できない
何もかも欲しい
満足できない

満足できない
満足できない
満足できない
満足できない


脚注

*1 事故が起きたのは1979年11月10日23時53分。ジェシーは11月11日オンタリオ州トロント生まれ、セバスチャンは1979年ミシサガ生まれである。

*2 自動車事故が起きた場所に十字架を立てる風習がある。

*3 列車が脱線したことにより、プロパンガスを積んだ貨車は炎に包まれた。プロパン以外に、スチレン、トルエン、水酸化ナトリウム、塩素が漏れ出したことが原因で大爆発が生じ、1500メートルの火球が観測された。有毒な塩素ガスの雲が広がったため、当時のミシサガ市長であったヘーゼル・マキャリオンの先導のもと、ミシサガ市民20万人が避難した。死者は出なかった。

歌詞