Breadcrumb Trail – Slint / スリント 和訳

Breadcrumb Trail – Slint の和訳。カーニバルに訪れた少年が占い師の少女と出会うという意味深なラブストーリーを描いた曲。少年は占い師から自分の未来を聞くことなく、一緒にローラーコースターに乗って束の間の現実逃避を選ぶ。

シングル・アルバム情報

Spiderland (1991) 収録曲

ミュージックビデオ・オーディオ

和訳

屋台の並ぶ通りに足を踏み入れた
海賊船を探しながら見つけたのは、端の方にある、小さくて古い白色のテント
それは実際青色で、その周りを白い光が囲んでいる
そのテントを覗いてみることにした、なんだか中から音楽が聞こえてくるみたいだ
そこへ向かう途中、サーカスを見に行く人と何人もすれ違った
列に並びたいほどの理由はよく分からない
そのテントの幕みたいなものを引いてみると
テーブルには水晶玉がある、そしてその後ろに、帽子を被った女の子
彼女は微笑んで、運勢を占ってほしいかと聞いてきた
「まあ、はい」そう言って座った
それから少し考えてみて、彼女に聞いた、それをする代わりにローラーコースターに乗ってみないかって

空へ這い上がる
止まって、頂上まで来て、そして下り始める
彼女は僕の手を掴んだ、僕はそれを強く握って
地面にさよならを言った

その遥か下には、汚れた男
傍には破られたチケットのバケツ
男は乗車する子どもたちを眺めて
歯を掃除した

ぐるぐると、僕の頭は回り始める
僕は叫んだ、そして空で友達を探した
それに呼応するような占い師の声が聞こえる
僕らは手を伸ばし、風と出会った

乗り場から降りると、女の子はフラフラして
お腹を押さえて、嘔吐し始めた
チケットスタッフは笑みを浮かべる、最終運行の準備は終わっていた
「ここを出てもいいと、誰か言いました?」

僕らが帰る頃、すっかり日は暮れていた
誰もいない場所を二人きりで歩いて
疲れていたけど、笑うことはできて
門のところで、占い師におやすみを言った
カーニバルの看板は、彼女の顔に色とりどりの影を落とす
でも僕にはわかった、彼女が頬を赤らめていること

歌詞