Scheiss Ossis – Marteria / マルテリア の和訳。ベルリンの壁崩壊後も続く東西の対立をテーマに書かれた、ディー・トーテン・ホーゼンの「Scheiss Wessis」への対抗曲。オッシー(東ドイツ人)をバカにするステレオタイプなヴェッシー(西ドイツ人)が演じられる。
SCHEISS OSSIS (2022) 収録曲
MV
Scheiss Ossis – Marteria 和訳
[Hook]
万歳、万歳!
オッシーはクソ野郎 お前らの一日を潰してやろう
オッシーはクソ野郎 俺たちは危険が大好きだ
オッシーはクソ野郎 今日はヌーディストビーチで裸になってやるよ*1
[Part 1]
そう、キャンプサイトは燃え上がる
才能よりもビール
そして俺たちは西を寝過ごした
最大限「アス・ベスト」*2
お前らは大きく感じるよな
でも俺たちにもフランクフルトがある
お前らはゴールデン・グローブ*3
俺たちはパンコウ行きの臨時列車で暴動を起こそう*4
ほら、ボウリングしに行こう
スノーボードに乗って ダイブしに行こう
ヘンリーの右手くらいに力強く*5
俺は6歳からドーピングしてるからな
東が世界を征服するぞ
ラムシュタイン、トキオ・ホテル
ディー・プリンツェン、フィンチ、クラフトクルプ、トレットマン
そしてお前らはただの カラフルな紙吹雪だ
[Hook]
万歳、万歳!
オッシーはクソ野郎 お前らの一日を潰してやろう
オッシーはクソ野郎 俺たちは危険が大好きだ
オッシーはクソ野郎 今日はヌーディストビーチで裸になってやるよ
[Part 2]
何も神に証明する必要なんてない
俺たちにはロストックとマイセンがある
二度とフロリダ旅行は予約しない
俺たちにはトロピカル・アイランドがある
クレーム新聞だけを読め
お前らの問題? 疲れた笑いだけだろ
お前らはポルシェで会場へ向かったが
そこは俺たちが先に陣取ってた
ほら 煙の跡を辿るだけでいい
毎日が父の日 毎日が酒飲みツアー
ストレスだけさ 騒動の理由は
いつも不安を抱えるが 会場では挨拶を交わす
お前らはセックス・オン・ザ・ビーチを飲んで
俺はロートケプヒェンとアスピックのチョップ肉を買う*6
そう、俺たちは昔を生きてるんだ
でもテスラの工場を持ってるのは誰だと思ってんだ?
[Hook]
万歳、万歳!
オッシーはクソ野郎 お前らの一日を潰してやろう
オッシーはクソ野郎 俺たちは危険が大好きだ
オッシーはクソ野郎 今日はヌーディストビーチで裸になってやるよ
[Outro]
そしてお前らの持つ悪い意識が
スロープとピストに立ちはだかり*7
お前らは車を走らせ 俺たちはドリフト走行する
そしてタバコはポーランド産
この国は二分される
そんなの変えようぜ ダサい
お前らは美しさと豊かさだけで できてるわけじゃないんだな
お前らは冗談も通じる奴らなんだ
注釈
*1 ヌーディストビーチは東ドイツの象徴。
*2 「As best as you can (できる限り)」の冒頭が「Asbest (アスベスト)」に変えられている。東ドイツのステレオタイプのひとつ。
*3 「Der goldene Handschuh (ゴールデン・グローブ)」は、ハインツ・ストランクの同名小説のレファレンスだと思われる。これは殺人鬼フリッツ・ホンカを題材にした物語で、タイトルはホンカが被害者と出会ったパブの名前「Zum Goldenen Handschuh」から取られている。
*4 ウド・リンデンベルク「Sonderzug nach Pankow」より。東西が分断されていた1983年にリリースされた曲。
*5 ここでのヘンリーは、おそらくヘンリー・マスケのこと。東ドイツ出身の元IBF世界ライトヘビー級王者。
*6 ロートケプヒェンは東ドイツを代表するワインで、西ドイツにも浸透した数少ない製品。
*7 「Tausende standen an den Hängen und Pisten (何千人もがスロープとピストに立っています)」という、スポーツジャーナリストが言った有名なフレーズの引用。