
Pestilence – Black Eyes 和訳。前作から21年ぶり、3枚目のアルバムとなる「Hostile Design」からのシングル。プロデューサーはイアン・マッケイ(マイナー・スレット、フガジ)。この曲は倫理が崩壊してしまった資本主義社会をたっぷりの皮肉を交えて描いている。
シングル・アルバム情報
ミュージックビデオ・オーディオ
和訳
毎日ここで、お前は綱渡りをする
風が強まれば、お前の方へと吹き飛ばしてくる
そう、ここは冷たい、コートは着た方がいい
t はちゃんとクロスさせろ、i には点をつけろ、繰り返して覚えろ
そして言語は腐りながら肥大する
でも問題ない
マンマ・ミーア、俺は骨から肉を引きはがしたい
セニョリータ、このETは家に電話したいんだ
見てもいいか?一人でプレゼントをラッピングするお前を
ここはくつろぐ場所、お前の道徳はどっかに置いてけ
ピッチャーに小便を注いで、真っ二つに切って絡ませろ
もっと、もっとだ、ベイビー、ベイビー、いや、問題ないって言っただろ?
そんなにソフィアになりたいなら、俺はベアトリーチェになろう1
お前がフェルディナンドになるなら、この犬の鎖を外してやるよ
平和のジングルを歌って、三倍の値段で転売しよう、最低でも
ああ、きれいな奥さん、このフリースを試したい?2
時間を取って、棚からもう一冊本を引っ張って
座る場所を見つけて、その呪文を読んで
場所を見つけて、他に何を売り忘れてたか考えよう
自分の地獄の中の、居心地の良い隅っこを見つけよう
今は喜びの季節、よく知ってるだろ?
外せない予定がある、それは素晴らしい、でも…
窒素の灌漑で肥沃する地
(俺のお気に入り、そこに寝ろ)
殺された子供たちが流した血の中で
(うごめくそれを感じろ、それが欲しいか?)
窒素の灌漑で肥沃する地
(掴め、誇示しろ、俺の心は消えた)
(なんで?それに寝たいんだろ)
境界と間違われた財産
(そこで自分の道を見つけ出す)
財産と間違われた紙の線
(ソネットとしてお前の夢を書け)
資本の侵入のために開かれる検問
(もだえろ、震えろ、ため息をしろ)
植民地と間違われた主権国家
(震えろ、とりあえず努力しろ)
山を登る者よ、火をくべる者よ3
ああ、人間よ、人間よ、あなたたちに無事でいてほしい
あなたからは何も望まない、飾り立てた衣服も何も
ああ、人間よ、人間よ、あなたたちに無事でいてほしい
牢獄に閉じ込められたガゼルたちよ、これが永遠に続くことはない
ああ、人間よ、人間よ、あなたちに無事でいてほしい
口から泡を吹かせろ、このビートに合わせてリズムを刻め
お前のパンツには虫がいる、俺の歯でしっかり噛んでやる
お前の中で腐らせて、漂白剤で清めろ
お前の心を結んで、内密にしておこう
俺のお気に入り、それに寝ろ
うごめくそれを感じろ、それが欲しいか?
誇示しろ
忘れられない
お前の言ったこと
俺の心は消えた
恵まれて、退行して
セットして、忘れとけ4
俺のお気に入り、それに寝ろ
セットして、見つけた
見つかられない
それを忘れる道が
トップへ浮き上がり、太陽に溶けろ
選ばれし者、崩壊しろ
柔和な者が地を受け継ぐ、それは知ってるだろ5
まるでその表情に出てないみたいに、聖書を引用する
俺たちがすでに知っていること、お前がすでに言ったこと
怒りがこみ上げた、お前が死ねばよかった
もう一度言ってみろ、なぜそれを止められない?
脚注
- ソフィア(ソピアー)は古代ギリシア語で「知恵」の意味。ベアトリーチェはダンテの恋人で神の導きの象徴として描かれる。ここでは、こういった神聖な存在を「形だけ」真似ている。 ↩︎
- 「fleece」は「騙す」の意味もある。 ↩︎
- パレスチナの伝統歌「يا طالعين الجبل」からの引用。ガゼルは人間のことを指す。 ↩︎
- デバイスを売る時の決まり文句。 ↩︎
- マタイによる福音書5章5節「柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐからです。」 ↩︎
歌詞

