Baby – Ariel Pink’s Haunted Graffiti / アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティ和訳

Baby – Ariel Pink’s Haunted Graffitiの和訳。ドニー&ジョー・エマーソンのカバー。発売当時は全く売れなかったレコードだが、30年後にコレクターの目に留まったことがきっかけでリイシューされ、再評価を受けることとなった。

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和訳

月明かりの下、二人で出かけて
星空を見上げる
君の近くだと、すごく良い気分
手を繋いで、愛し合う

ベイビー
君がとても愛しい
君がとても愛しいよ
君はとてもベイビーだよ*1

砂浜で、僕らはただ愛し合う
潮は僕らに近づいてくる
君と並んで歩けば、すごく良い気分
一生を君と過ごしたい

ベイビー
君がとても愛しい
君がとても愛しいよ
君はとてもベイビーだよ

いつも君のことを夢見てる
君と一緒にいれば、すごく良い気分*2
明日なんて待てないよ
だから、ベイビー、始めようよ

ベイビー
君がとても愛しい
君がとても愛しいよ
君はとてもベイビーだよ

月明かりの下、二人で出かけて
星空を見上げる
君の近くだと、すごく良い気分
手を繋いで、愛し合う

ベイビー
君がとても愛しい
君がとても愛しいよ
君はとてもベイビーだよ

脚注

*1 コーラスは「You’re so baby」の繰り返しだが、面白いフレーズなので直訳も混入させている。

*2 「when we’re together, love (僕らが一緒にいれば)」をわざと「I want to get that right (間違えないようにしたい)」と言い間違えているので、この後に笑い声が続く。訳文ではオリジナルの歌詞を採用した。

ドニー&ジョー・エマーソン (Donnie & Joe Emerson) について

エマーソン家はワシントン州のフルーツランドにて、1600エーカーの農場を経営する家庭だった。兄弟が音楽に興味を持ち始めると、父は息子たちのために最先端のレコードスタジオを設立する。そのスタジオで作ったファースト・アルバムが「Dreamin’ Wild」。1979年にセルフリリースされたこのアルバムは特に注目されることなく、エマーソン家にはスタジオに投資した10万ドル (現在の価値に換算すると、少なくとも5000万円超) の負債が残った。

2008年、レコードコレクターであるジャック・フライシャーがスポケーンのアンティーク・ショップでこのレコードを発見し、彼のブログで取り上げた。その後2012年にアリエル・ピンクが「Baby」をカバー、同年にリイシューが発売され、高い評価を受けた。

歌詞