No Soy un Extraño – Charly García の和訳。アルゼンチンロックの名盤「Clics Modernos」からの曲。このアルバムは1976年から1983年まで続いたアルゼンチンの独裁政権「国家再編成プロセス」への言及が多く見られるが、この曲ではニューヨークに行った時に感じた「自由」への戸惑いと心の変化を歌っている。
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和訳
いま到着した、でも僕は見ず知らずの人間じゃない
この町は知ってる、でも向こうの新聞で見たものとは違う
バーにいる二人の男は、手を取り合い
テープレコーダーをかけて、タンゴを踊った、本当に
見たいというわけではないのに、僕は彼らを見ている
気を逸らすため、タバコに火をつけた
落ち着いて、僕は考え始めた
同じ網で二匹の魚は釣るべきじゃない1
いま、通り過ぎる光を見た
いま、広場を渡った、人種を、色を
そして、僕は馴染みのある煙を感じた
誰かが近づいて話し始める
落ち着いて僕は言う「元気？」
「同じ網で二匹の魚を釣るのか？」
偏見のない人々はやってくる
そしてここにいる人間は、自分にはもう重要じゃない
人類の看守という人間は
同じ網に二度も捕まりはしない
脚注
- 独裁政権下のブエノスアイレスでは決して見かけることのなかった、同性愛者カップルをニューヨークで目の当たりにした時の困惑が描かれている。しかし「同じ網で二匹の魚を捕まえるべきでない」は「異なる世界を同じパラメータで測るべきでない」の意味であり、新しい考えへの適応を見せている。 ↩︎
歌詞