
The Stargate – Blood Incantation の和訳。アルバム「Absolute Elsewhere」はかつてビル・ブルーフォードが所属していたプログレバンド、アブソリュート・エルスホェアの「古代宇宙人の謎 (In Search of Ancient Gods)」にインスパイアされている。そんな70年代のプログレッシブアルバムを90年代のデスメタルバンドがプレイするという形で、ヴェルナー・ヘルツォークによるSF映画のサウンドトラックをイメージしながら作られたという。
このアルバムは「The Stargate」と「The Message」という2曲のみで構成されているが、それぞれ20分を超えるためトラックリストとしては「Tablet」という形で3分割されている。「The Stargate」の第2部ではタンジェリン・ドリームのトーステン・クォーシュニックがフィーチャーされており、彼がここで使用しているのはタンジェリン・ドリームの名盤「フェードラ (Phaedra)」でエドガー・フローゼが使用していたメロトロンである。このパートはほぼインストゥルメンタルだが、1980年のSFホラー映画『Contamination』の会話がサンプルされている。
シングル・アルバム情報
ミュージックビデオ・オーディオ
和訳
[Tablet I]
埃を舞い上がらせて響く部屋
光線の中を漂流する
石の上に落ちる影
神殿の扉が夜を明かす
星々の重みを受ける、果てしない広さ
重力井戸の、窒息する密度
すべての生命は、無に浸り苦しむ
すべての生命は一時的、持続するのは意識
テラの領域に落ち、忘れられた俺の名前
すべての生命は一時的、持続するのは意識
[Tablet II]
つまり彼らは宇宙から来たということですか?
否定はできないだろう?
この宇宙にどれだけの世界がある?
何百万、何十億
もちろん、それらは何百万光年も遠いところにある
しかしこのような生命形態は、私たちとは異なる時間の概念を持っているかもしれない
それは非活動的であり受動的
絶対的な冷温の星間空間にいる限り、それは存在する
そして、もしそれが私たちのように大気へ落下したのであれば
種は発芽し、卵は成長する
仮に、それが無限を漂う細胞の話であるなら
それが私たちの惑星に落下する可能性は数十億分の一
つまり実質不可能です、ただし
もっと近くから来ているならば
もちろん
もちろん、想像してみてください—
もちろん、もちろん、もちろん…
[Tablet III]
スターゲートを通して俺の肉体を吸い上げろ、燃やせ
無から形の本質を創り出せ
その入口を通じて落下し、時間を切り裂け
その通路を崩壊させ、扉を閉じろ
迷える魂の間で漂流し、俺は彷徨う
この広がりは終わりなく続く
孤独で肉体のない、俺は待つ
もう一度自分を見つけ出すために
死を通した、聖域
死んだ星々の霧の中、永遠の休息
ついに、星々の孤独の中
この循環は再び破られる
スターゲートへ
目を凝らす
時間の砂の上、その影が再び落ちる
戻ってきたモノリスが、通行を要求する
スターゲートを開け
歌詞