Amber Waves – Ethel Cain の和訳。4枚目のEP「Perverts」のクローザー。この曲は陶酔感に溺れるがあまりに愛を失い、人生を滅ぼしていく人間の姿を描く。タイトルの「アンバー」は、ハイになるために捨てられた愛の擬人化である。
シングル・アルバム情報
ミュージックビデオ・オーディオ
和訳
[イントロ]*1
えっと、わからないけど
飲んでみるわ
えっと、どれくらい?
気分が良くなるまで、好きなだけ
彼女が去る前
アンバーは私に手を振る
過ぎ去る日々、私を置いて時間は続く
私は大丈夫、大丈夫
遠回りで帰りながら
ボトルを振って、なるようになれ
私が知る悪魔は
私が欲しい悪魔だから
楽しくないの?
他のいろんな方法で感じられるのは?
あなたがすることは
私にとって何の意味もない
歩く方がいい時も、まだ逃げる
そして金網の前で、私は森のふりをする
頭を後ろに傾けながら
言う「連れて行って、叫ばないから」
でもここで、私はからっぽで
愛が去るのを見ている
でも私は大丈夫
私とアンバーが手を振る
私は大丈夫、大丈夫、大丈夫
楽しくないの?
他のいろんな方法で感じられるのは?
あなたがすることは
私にとって何の意味もない
楽しくないの?
カタトニアでいるのは?*2
たぶんそれが真実
あなたは私にとって何の意味もなかった
私は何も感じない
脚注
*1 この曲は1990年のカルト映画『柔らかい殻(The Reflecting Skin)』から着想を得ており、イントロの会話はこの映画から引用されている。また曲名の「amber waves」は、風になびく小麦畑を連想させる「琥珀色の波」という意味にも捉えられる。この映画ではたびたび美しい小麦畑の映像が差し込まれるが、これが邪悪で異様な人間の行動との強烈な対比となっている。
*2 カタトニア(緊張病)は精神運動の低下、昏睡状態などの異常行動を特徴とする状態のこと。この場合は、愛する人との別れ(amber waves)と薬物中毒が引き起こした昏睡状態を表している。
歌詞