Los Angeles – Big Thief / ビッグ・シーフ 和訳

アルバム「Double Infinity」からのサードシングル。この曲はタイトル通りロサンゼルスで書き上げられ、過去の恋人が友人へと変わる、ロマンスや友情を越えた永遠の愛について綴られている。 … 続きを読むLos Angeles – Big Thief / ビッグ・シーフ 和訳

Eatin’ Big Time – Tyler Childers / タイラー・チルダーズ 和訳

アルバム「Snipe Hunter」のオープナー。タイトルの「Eatin’ Big Time」は豊かな暮らしを楽しむ表現だが、ここではどちらかというと「Eat the rich(金持ちを喰らえ)」に近く、富裕層が独占する富を奪う意味合いが含まれている。また「EBT」は生活保護の給付金送金(Electronic Benefit Transfer)の頭文字でもあるため、彼のバンド「ザ・フード・スタンプス」にかかっているようだ。 … 続きを読むEatin’ Big Time – Tyler Childers / タイラー・チルダーズ 和訳

Wreck – Neko Case / ニーコ・ケース 和訳

前作から7年ぶり、8枚目のフルアルバムとなる「Neon Grey Midnight Green」からのリードシングル。このアルバムはミュージシャンと観客との繋がりをテーマにした、ミュージシャンのための/についてのアルバムであり、近年亡くなったミュージシャンやプロデューサーなどへの追悼が込められている。 … 続きを読むWreck – Neko Case / ニーコ・ケース 和訳

Oneida – Tyler Childers / タイラー・チルダーズ 和訳

アルバム「Snipe Hunter」からのセカンドシングル。この曲は自分よりもはるかに年上の女性「オナイダ」に恋をする少年のラブソングだが、彼女の名前は宗教的共同体オナイダ・コミュニティが由来だと考えられる。このコミュニティでは、複合婚という制度の下にメンバー同士が自由に性交渉を持ち、妊娠可能性の低い40歳以上の女性がメンターとして若い男性の性交の手ほどきをしていた。 … 続きを読むOneida – Tyler Childers / タイラー・チルダーズ 和訳

Nose On The Grindstone – Tyler Childers / タイラー・チルダーズ 和訳

アルバム「Snipe Hunter」からのリードシングル。薬物依存と戦っていた時期に書かれた半自伝的な曲。彼が暮らしていたケンタッキー州では、貧困化と薬物の過剰処方によって2000年代にオピオイド危機を迎えた。炭鉱夫として働いていた父は息子に忠告していたものの、そのアドバイスは虚しく響く結果となった。 … 続きを読むNose On The Grindstone – Tyler Childers / タイラー・チルダーズ 和訳

Nettles – Ethel Cain / エセル・ケイン 和訳

「Perverts」に続くアルバム「Willoughby Tucker, I’ll Always Love You」からのリードシングル。このアルバムではエセル・ケイン(というペルソナの)初恋の相手ウィロビー・タッカーとのロマンス物語を描いている。この曲は、エセルが気難しい存在であることを、棘のある「イラクサ」に喩えており、彼女を愛するには苦しむ必要があることを暗示する。 … 続きを読むNettles – Ethel Cain / エセル・ケイン 和訳

Elderberry Wine – Wednesday / ウェンズデイ 和訳

2023年の「Rat Saw God」以来のリリースとなるシングル。エルダーベリーは強壮剤にも使われる甘い癒しの果実だが、生のエルダーベリーには毒性がある。この曲では恋愛を甘く充足感のあるものにするために適切な環境を作れないと、それは却って毒になってしまうことを歌っている。 … 続きを読むElderberry Wine – Wednesday / ウェンズデイ 和訳

Foxes in the Snow – Jason Isbell / ジェイソン・イズベル 和訳

10枚目のアルバム「Foxes in the Snow」のタイトルトラック。この曲は恋人への情熱的な愛を綴っている一方で、不安定な過去を思い起させる暗い側面を持ったラブソングとなっている。 … 続きを読むFoxes in the Snow – Jason Isbell / ジェイソン・イズベル 和訳

Sylvia – Julien Baker & Torres / ジュリアン・ベイカー&トレス 和訳

ボーイジーニアスのメンバーであるジュリアン・ベイカーと、トレスことマッケンジー・スコットのコラボデビューアルバムとなる「Send a Prayer My Way」からのシングル。この曲はトレスが保護犬のシルビアを迎えてすぐ、ラジオで流れていたドリー・パートンの「Cracker Jack」を聴いて感じたシルビアとの運命的な繋がりを歌っている。 … 続きを読むSylvia – Julien Baker & Torres / ジュリアン・ベイカー&トレス 和訳