Walk On By – Thundercat の和訳。ケンドリック・ラマーをフィーチャーしたトラック。サンダーキャットは酔い潰れた後に一人残される孤独、ケンドリックは過去に犯した罪への後悔を綴っている。
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和訳
すべての終わりに
一人で飲みたい奴はいない
ベイビー、そういうものだから
離れて行かないで
断片的な記憶
不完全な文章
その時彼女は言った
「もうケンカはしたくない
私はもうロープの先端を離して
落ちていくくらい疲れた
自分の中で探し出すわ
こんな態度を取ってしまう理由を知るために」
その囁きは悲鳴に変わり
無視することはできなかった
すべての終わりに
一人で飲みたい奴はいない
ベイビー、そういうものだから
この双眼鏡で目撃したもの
アルゼンチンからアフリカまで
俺たちは抑圧をマスターした
危機的で、俺たちを苦しめる
お前は俺たちを嘲笑う
正確には金を稼ぐことに対して、でも今俺たちは韻を詰め込む
遺体袋、額に貼られた値札
10回中9回は、9歳か10歳の少年
その線が細くなれば、殺人者か消防士になれ
俺が間違いを正す必要があるなら、その贅沢なペンを満たせ
罪は否定できない、だからこの掌で哀悼の意を示す
お前のいとこが出所してきた時を覚えてる
俺たちはそいつを知らなかったから、俺は殺す計画なんかをほざいた
見知らぬ顔は俺たちを不安にさせる
有罪判決の裁判は表面化するかもしれない
制限された領域が潜んでいるかもしれない
俺たちはあんな緊急電話は欲しくない
そして俺はトルコ人を演じて、アイデンティティを失う、パーコセット
そんなすべての頭痛の種のため、紙吹雪を降らせよう
それが鳴ればすぐ、この樽から転がり出せ、準備はいいか?
それは俺たちが行動する前に言った言葉
そいつを配管工のジョーみたいに扱え*1
ここに来る人間は、そいつの銃が見えてるだろうか
俺が未熟でバカだと、お前は言う
お前のいとこは刑務所から帰ったんじゃなくて、軍隊からだった*2
俺が自分の間違いを正すなら、このバースを書いて読み上げる
彼の足に銃弾が当たっても、ただ歩き続けろ
すべての終わりに
一人で飲みたい奴はいない
ベイビー、そういうものだから
離れて行かないで
脚注
*1 ジョー・ザ・プラマー / 配管工のジョーは、2008年にオバマの遊説先で課税計画を批判したことで有名になった共和党支持者。ケンドリックの政治観とはかなり違うので否定的な意味で使われている。銃規制に反対の立場を取る共和党の姿勢を批判しているようにも思える。
*2 殺すか殺されるかの世界で、出所してきた見慣れぬ顔に警戒を強め、攻撃を仕掛けた相手は敵ではなく帰還兵だったことがここで明らかになる。「right my wrongs (間違いを正す)」は「write my wrongs (間違いを書く)」の意味も含まれ、「pen」は書くための「ペン」と「刑務所」の意味の両方で使われている。最後の「walk on by」は「u」で綴られているように友達をドライブバイで失ったとしても「ただ歩き続ける」ことを意味しているのだろう。ちなみにブレント・ステイプルズの『Just Walk On By』というエッセーでは、夜中に「ただ歩いているだけ」で危険人物扱いされる黒人の苦悩が綴られている。
歌詞