Pray for Newtown – Sun Kil Moon の和訳。コネチカット州ニュータウンで発生したサンディフック小学校銃乱射事件の犠牲者に捧げられた曲。また他の銃乱射事件にも触れながら、銃暴力が常態化していることを伝えている。
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和訳
高校生だった僕が、テレビをつけた時
ジェイムズ・ヒューバティはレストランに行き、マシンガンで全員を射殺した
彼は僕と同郷だ
僕らは日が暮れるまで、そのことを話し合った
そして全員が立ち上がり、体を伸ばし、あくびをして、僕らの人生は続いた
そしてセイフウェイを出たあと、玄関を歩いていた時
男はボートに乗って島へ行き、ノルウェーの子どもたちを射殺した
僕はそこの友達数人に電話を掛けた、でも特に気にしている人はいない
でも僕は気にした、そこに友達が何人もいるから
北京経由で、僕はソウルに着いた
ホテルで１時間ほど時間があったから、テレビをつけると
恐ろしい映画がやっていた、CNNはバットマンの殺人鬼を映し出す
彼の目は、まるで火星から来たように燃えていた
昨日誰にも知られていなかった彼は、今日で一躍スターになった
僕はニューオーリンズのホテル、モンテローネにいた
ひとりの時間を楽しんでいた時、テレビをつけると
ポートランドのモールで銃撃事件があった
それがアメリカの日常、ただそれだけ
それはまた別の、ロイヤルストリートの通行人で
残りの世界の人々は自分の時間を楽しんだ
12月14日、別の殺人事件が起きた
ファンからもらった手紙にはこう書かれていた「マーク、ニュータウンに祈りを捧げてください」
僕は祈る人間じゃない、歌って演奏する人間だ
女性と子どもと母と父と兄弟と姉妹と叔父と叔母のために
12月25日、僕はただ横になっていた
ペンを手に取り、ニュータウンにいるその彼に手紙を書いた
命を落とした子どもたち、教師たちに対して追悼を書いた
僕はそれが迫るのを感じた、骨の髄まで感じる、でもなぜかは分からない
そしてクリスマスがやって来て、君が走り回る時
少し立ち止まって、ニュータウンで亡くなった子どもたちのことを考えてほしい
あんなに若くして旅立ち、そして犠牲となった
僕らを立ち止まらせ、考えさせ、理解させるために
あんなに若くして旅立った彼らは、頭上に暗雲が垂れ込めることを知っていた
家を出る時、ママとパパにキスとハグをした時
そして君の誕生日が来て、良い気分になる時
ケーキを焼いて、プレゼントを開けて、口に食べ物を詰め込む時
命を失った子どもたちのために時間を割いてほしい
彼らの家族のことを考えてみて、嘆き泣く彼らのことを
君が結婚して、外出して、ショッピングをする時
時間を取って、ニュータウンで多くを失った家族のことを考えてみて
曲中で言及されている事件
- サン・イシドロ・マクドナルド銃乱射事件…1984年7月18日、サンディエゴ・サン・イシドロ地区のマクドナルド店内で41歳の男ジェイムズ・ヒューバティがカービンなどで21人を射殺、19人を負傷させた。犯人はSWATにより射殺された。
- ウトヤ島銃乱射事件…2011年7月22日、極右派のアンネシュ・ベーリング・ブレイビクはオスロにある行政機関の庁舎を爆破し、8人を殺害。その後オスロ近郊にあるウトヤ島に向かった。ウトヤ島では約600人の青年が参加するノルウェー労働党青年部の集会が開催されていた。警察官になりすまして侵入したブレイビクは青年らに銃を乱射。ウトヤ島では溺死者を含め、69人が亡くなった。犯人には禁錮最低10年、最高21年の判決が下された。
- オーロラ銃乱射事件…2012年7月20日、バットマンシリーズの映画『ダークナイトライジング』を上映中だったコロラド州オーロラの映画館にて、24歳の男ジェームズ・イーガン・ホームズがショットガンやライフルなどを発砲。12人が死亡、58人が負傷した。犯人には12回の終身刑と仮釈放なしの禁錮3318年の判決が下された。
- クラカマス・タウン・センター銃撃事件…2012年12月11日、ポートランドのクラカマスにあるショッピングセンターで22歳の男ジェイコブ・タイラー・ロバーツがライフルを発砲し、2人を殺害、1人に重傷を負わせた。犯人はその場で自殺した。
- サンディフック小学校銃乱射事件…2012年12月14日、サンディフック小学校にて20歳の男アダム・ランザが6～7歳の子ども20人と教職員6人をライフルなどで射殺した。犯人はその場で自殺した。
歌詞