King Park – La Dispute / ラ・ディスピュート 和訳

King ParkLa Dispute / ラ・ディスピュート の和訳。キング牧師の名を冠したキングパークで、実際に起きた銃殺事件を基にした曲。狙いとは無関係の少年を銃殺してしまったことへの贖罪として、犯人は自殺を選んだ。

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和訳

南東の方で、また銃撃事件が発生した
真昼間のドライブバイ
バス停を出てすぐ、フラー&フランクリン通りのそば
もしくはその辺りの、公園からそう遠くない場所
先月の銃撃事件から少し離れたところ
あれは先週だったっけ?
イーストタウンへ北上していた車、SUVからの発砲
ターゲットはライバルだったが、今回はターゲットに当たらなかった
彼らが撃ったのは子ども、多分全然関係のない子ども
そして俺は時間と空間を戻して旅を始めた
俺は崩壊して、誰の目にも見えなくなる
それが起きた時の様子を見たい
今回はそれを直接見たい
どんな気分だったかを知りたい
だから俺は非常線の後ろで浮かび
記憶の断片を拾い集めて、その現場を再現した
彼の母親がどんな様子だったかを間近で知りたい
子どもの体に寄り添う母親の姿を見たい
だからそこで宙に浮かび、時間を超越する
正確にそれを捉えたい
その血がどんな色をしていたか知りたい
防水シートからコンクリートまで溢れた血
すべてを書き留めて、いつでも思い出せるようにしたい
こんなに近くで見たら、忘れるわけがないだろ?
なんて意味のない死、尊い命
俺はそこにいたかった、その銃弾が当たった時

銃声がサイレンの音に掻き消される頃、多くの人が集まった
自分たちの家から、庭を越えて
現場であることを示すテープが張られた場所まで
誰もが、何が起きているのか一目見ようと集まる
救急車とパトカーの間で何が行われているかと
誰もが噂する「誰の子が撃たれたって?どこで撃たれたって?誰が撃ったって?」
誰もが考える「なんでまたこんなことが起きるの?この子は死んだの?この子どもたち、私たちの子どもたち」
誰もが考える、犠牲者の暮らす場所からどれくらい離れているのか
そして俺は訪れた、彼らの家に
夢の中で、俺は訪れた
俺の魂は高く舞い上がる、キングパークの上を
その殺人現場を離れ、もっと前に遡った
その銃撃が起こるずっと前
窓から眺めた
彼らのリビングを
小さい頃だ、ゲームをしたり、宿題をしたり
こういった青春の象徴はすべて、じきに冷たい墓石に変わる
戦いのため、くだらない争いのため
黄金に包まれた破滅のため
そして残酷にも、俺がその理由に辿り着いたことを思い出す
でもそこに理由はあるはずがない、こんな死に対して
こんな風な、こんな風な

3日後、家族は葬儀の予定を立てた
3日後、母親は息子を埋めなければならなかった
そこから遠くない場所で、銃撃者はホテルに立て籠もる
高速道路の近く、友人と、銃とともに
あの銃と
彼はすぐに逃走したが、目撃者によって身元は特定されていた
テレビには彼の写真が映っている、まだ20歳だ
仲間からは「じいちゃん」と呼ばれる
1歳年上だからだ
2歳上なのかもしれない
しばらくの間は安全だった、誰かが彼をそこで見かけて
警察に通報するまでは
ホテルは包囲され、逃走を図った共犯者がまず逮捕された
それから警察は階段を上り、彼の滞在する階へ向かう
彼は扉をバタンと閉め
部屋に閉じ籠った
警察は扉を蹴破ることもできたかもしれない
でも銃が彼の手元にあることを把握していた
すでに使ったこともある銃、だから何をしでかすか分からなかった
俺は部屋の窓から西へ舞い上がり
そして俺は廊下に浮かんで、それに耳を傾けた
彼らは説得を続けて、扉を開けるように言う
彼の伯父は必死で懇願した、ほぼ床に崩れ落ちるほど
希望と許しを説いていた
「お前がやったことを償うチャンスはいつでもあるんだから」
この世界でお前なりの平和を築いてくれ」
俺は扉を擦り抜けようとしたが、部屋には入れなかった
殺人の重みを感じた、地球の中心を揺るがすような
まるで世界が崩れていくような
すると彼の声が聞こえた
「自分で死ねば、天国に行ける?
いま死ねば、まだ天国には行ける?
あの子を殺した罪は許される?
あれは事故で、そんなつもりじゃなかった
これを自分に向けたら
自分に同じことをしたら
まだ間に合う? それとも地獄に送られる?
いま自分で死ねば、天国に行ける?」
俺はホテルをあとにした
その結末を知りたくなかった

歌詞