#KUPALA – Jerry Heil, alyona alyona, ela. / ジェリー・ヘイル, アリョーナ・アリョーナ, エラ. 和訳

#KUPALA – Jerry Heil, alyona alyona, ela. の和訳。ウクライナ出身のジェリー・ヘイルとアリョーナ・アリョーナに加えて、独バンド「エライザ」のヴォーカルであり、ウクライナ人の父を持つエラ.とのコラボ曲。イヴァナ・クパラという伝統文化がテーマになっている。

KUPALA (2022) 収録曲

MV

#KUPALA – Jerry Heil, alyona alyona, ela. 和訳

オリジナル🔗LyricsTranslate

[Jerry Heil]

イヴァナの日に クパラの日に
イヴァナの日に クパラの日に
小さな女の子は そこで花を摘んでいた
イヴァナの日に クパラの日に

[Ela.]

本当に必要なの?
その外来の花を手にして
イヴァナの日に
クパラの日に
その傷を癒してもらおう
そしてあなたは愛を見つける
イヴァナの日に
クパラの日に

[куплет 1 | alyona alyona]

私の強さは 草原に、ライ麦畑に、私のゴールドに根付く
今までの私の強さは 私の青春にある
私の強さは 私の森に、緑の木の間にある
私の強さは 花が満開の場所で ステップを踏む地面にある
私の強さは 満水の川にある
私は花輪を編み上げる それが私の薬になるから
肘まで水が浸かるように 岸が見えないくらいに
これが私の運命 この水があなたまで導いてくれる

[Jerry Heil]

なぜシダの花を 頭の中の茂みで探しているの?
その種を受け継ぐように、先祖がこの心に植えてくれたの
獣がやって来ては口を開ける 無暗に花をあげないで
大切にして それは失われた人々の手で枯れていくから

[приспів| Jerry Heil]

イヴァナの日に クパラの日に
イヴァナの日に クパラの日に
小さな女の子は そこで花を摘んでいた
イヴァナの日に クパラの日に

[Ela.]

本当に必要なの?
その外来の花を手にして
イヴァナの日に
クパラの日に
その傷を癒してもらおう
そしてあなたは愛を見つける
イヴァナの日に
クパラの日に

[Ela.]

いつも探している
生涯をかけて
何度も見た 何度も起きた
許し難いことの数々
その傷みは強すぎて
この魂は泣いている
忘れよう
すべてはいずれ癒える
なぜなら終わりがあるから
その時が来れば

[x4]

水の輪が広がる 草むらには足跡がつく
若い女性は進んでいく まるで森の妖精のように

Івана Купала / イヴァナ・クパラについて

dailymail.co.uk via Pinterest

クパラは太陽神、そしてイヴァンは洗礼者ヨハネのことで、これらの神々を讃える祝日が「イヴァナ・クパラ」である。表記にはバラつきがあり「イワナ・クパラ」「イワン・クパーラ」などと伝えられることも多い。ウクライナに限らず、東欧諸国で行われる伝統的な夏至祭である。

「クパラ」は「キューピッド」と語源を一にしていることから、縁結びの行事が多く行われる。一番有名なものは、手を繋いだ男女が焚火を飛び越えるという行事。これは忠誠心と勇敢さを試すものであり、ここで手を離してしまうとそのカップルは別れてしまう、という言い伝えがある。「水」も重要なキーワードで、水は豊穣と浄化を象徴する。女性は川に花輪を浮かべ、それを対岸にいる男性が取って恋を実らせるという伝統もある。

また、この夏至の時期に限ってシダが花を咲かせると言われている。もちろん、シダは花が咲く種ではないが、このシダの花を見つけたものに幸運が訪れると信じられている。そのため、この夜にはこの花を探す人々が森を行進するそうだ。

Kwiat paproci (W noc świętojańską) / イネの花 (クパラの夜に)』ウィトルフ・プルツコウスキー via Wikimedia Commons