Locomotive Breath – Jethro Tull / ジェスロ・タル の和訳。アルバム「アクアラング」に収録されているジェスロ・タルの代表曲のひとつ。止まらない人口増加を制御不能な機関車に例え、迫り来る列車の音を再現している。
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和訳
機関車の息吹から出た
混じり合う狂気の中
史上最大の敗者が走る
彼は一直線に死へと向かう
削れていくピストンを感じながら
その額から蒸気を出す
老いたチャーリーがハンドルを奪った*1
そして列車が止まることはない
速度を落とす方法は、もう一切ない
子供たちが飛び降りる姿を、彼は見る
駅で、一人ずつ
彼の妻と親友は
ベッドの中で楽しんでいる
そして彼は廊下を這いつくばる
手と膝をついて
老いたチャーリーがハンドルを奪った
そして列車が止まることはない
速度を落とす方法は、もう一切ない
彼は沈黙の呻き声を聞き
落ちてきた天使を捕えた
そして史上最大の勝者は
彼のタマを掴んで牛耳った
彼はギデオンの聖書を取り出し
1ページ目を開く*2
俺は言った、神様、彼がハンドルを奪ったんだ
そして列車が止まることはない
速度を落とす方法は、もう一切ない
脚注
*1 チャーリーが誰のことなのかは不明だが、最後のコーラスの「I said, God, he stole the handle (俺は言った、神様、彼がハンドルを奪ったんだ)」は、神様への呼びかけとも、神様は彼=チャーリーであるとも解釈できる。また「Charilie」はコカインのスラングでもある。
*2 この曲が人口過多をテーマにしていることを踏まえると、創世記1章28節「生めよ、ふえよ」への言及だと考えられる。
歌詞