Malik – OG Keemo / OGキーモ の和訳。「Mann Beisst Hund」はカリム、ヤシャ、マリクという3人のキャラクターを通して展開されるコンセプトアルバム。この曲はマリクの視点で、彼の人物像が描写されている。
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和訳
言ってみろ、これを何だと思ってる? この9mm銃はただのアクセサリーじゃねえぞ
この国は俺の言いなり、お前のビッチも危険な状態だぜ
俺が本名を知ってる人間は5人、あとの何百人はあだ名しか知らない
今年は檻から犬たちを出してくれよ、M-A-L-I-K
聞け、127は俺のコードだ、誰も俺を追い出せやしない*1
ショートファー、タトゥーの肌、泡だらけのアゴ
俺の頭を狙うレーザーポインター、この町は煙だらけで
家の上を衛星が飛んでやがる
俺について訊いてみろ、俺はギャングだ、アニメみたいに110番から逃げ回ってる
俺の軍隊に腰抜けはいねえよ
お前らはフガジだろ、折り紙みたいにお前らをへし折ってやるよ*2
お前らはナーニだろ、お前らには関わりたくもねえ*3
俺が外に出れば、100とか200ユーロを、1000にして持ち帰る
合計額を数えろ、肺のことなんて知るかよ、そして俺は眠る
俺はホンモノだ、俺が嘘をつく理由はない、宣誓でもしない限りな
110番どもはくたばれ、犬たちを解放しろ、そうすれば俺は良い夢を見られる
9mm銃を持って眠れば、良い夢が見られるさ
札束の詰まった靴下は、墓場まで持っていく
ハンドルを握って、俺は車を走らせる
9mm銃を持って眠れば、良い夢が見られるさ
札束の詰まった靴下は、墓場まで持っていく
ハンドルを握って、俺は車を走らせる
奴を探せ、奴を見つけろ、奴をアジトから引きずり出せ
腰抜けは首に手を当ててるぞ
奴を殴って、歯からゴールドを奪い取れ
お前の財布は俺の短パンの中、顔の前にはスラッグ弾
金のニオイがするぞ、女のスリップには500ユーロ
俺は安置所からそのまま這い出した、最後の血統だ
俺は煙とガソリン臭に包まれて育ってきた
この町は燃える、また死んだ鳥が空から落ちる*4
出ていく時は、ハンドサインとともにウィリーをしてやるよ*5
俺について訊いてみろ、俺はウサインだ、Jを履いたこのコンディションに敵なしだ*6
110番でカーディオトレーニング、肺が呻くまで
聞け、俺が口を閉じる理由はない、宣誓でもしない限りな
警察はくたばれ、犬たちを解放しろ、そうすれば俺は良い夢が見られる
9mm銃を持って眠れば、良い夢が見られるさ
札束の詰まった靴下は、墓場まで持っていく
ハンドルを握って、俺は車を走らせる
9mm銃を持って眠れば、良い夢が見られるさ
札束の詰まった靴下は、墓場まで持っていく
ハンドルを握って、俺は車を走らせる
脚注
*1 「55127」は、OGキーモの出身地であるマインツの郵便番号。
*2 フガジ (Fugazi) は「Fucked Up, Got Ambushed, Zipped In」の略語で、「手の施しようのないほど壊れている」の意味。ベトナム戦争時代のスラング。
*3 ナーニ (Nani) はおそらく「punani」の略語。「pussy」と同様に女性器の意味だが、罵り語として使われる。
*4 同アルバムの曲「Vögel」に繋がるライン。死んだ鳥 (tote Vögel) は、高層ビルから飛び降りる人々を表している。
*5 ウィリーとは、オートバイなどの前輪を浮かせて走行すること。
*6 このウサインは、史上最速スプリンターであるウサイン・ボルト。「J」はジョーダンの靴を意味していると思われる。警察から逃げるためにウサイン・ボルト並みの速さで走って、心臓を鍛えているということ。
歌詞