Poor Boy a Long Way From Home – The Black Keys / ザ・ブラック・キーズ の和訳。伝統的なブルースソング「Poor Boy Blues」のカバー。このバージョンは、特にR.L.バーンサイドの影響が大きい。
シングル・アルバム情報
Poor Boy Blues について
「Poor Boy Blues」は「Poor Boy, Long Ways From Home」としても知られている伝統的なブルースソング。その起源が不明であることはブルースソングあるあるだ。ガス・キャノンによると、アレックス・リーというギタリストがこの曲を弾いているところを1900年頃に見たそうなので、19世紀後半から存在していたのかもしれない。
1920年代から多くのカバー曲がリリースされている。それを列挙すると切りがないので、一部のみを紹介する。
リリース年 | アーティスト | タイトル |
---|---|---|
1927 | ガス・キャノン (Gus Cannon) / バンジョー・ジョー (Banjo Joe) | Poor Boy, Long Ways From Home |
1927 | バーベキュー・ボブ (Barbecue Bob) | Poor Boy A Long Ways From Home |
1958 | ハウリン・ウルフ (Howlin’ Wolf) | Poor Boy |
1963 | ブッカ・ホワイト (Bukka White) | Poor Boy Long Ways From Home |
1965 | ジョン・フェイヒ (John Fahey) | I’m A Poor Boy A Long Ways From Home |
1991 | R.L. バーンサイド (R.L. Burnside) | Poor Boy |
今回のカバー以前にザ・ブラック・キーズは「Poor Boy Blues」のアレンジで「The Moan」をリリースしている。
ミュージックビデオ・オーディオ
和訳
哀れな少年 家までの道のりは長く
哀れな少年 家までの道のりは長く
哀れな少年 家までの道のりは長く
この世は何もしてくれない*1
ベイビー ここには長くいられない
わかってくれ
哀れな少年 家までの道のりは長く
この世は何もしてくれない
哀れな少年 家までの道のりは長く
哀れな少年 家までの道のりは長く
哀れな少年 家までの道のりは長く
この世は何もしてくれない
脚注
*1 ハウリン・ウルフのバージョンでは「the world can’t do me no harm (誰にも傷つけられやしない)」になっている。このバージョンでは「World gonna do me no」で止まっているので「World gonna do me no good / World gonna do me nothing」と解釈した。ただ、ダンはインタビューで「昔から聴いてきたものをそのまま使った」と語っているので、ここに特別な意図はないと思われる。
歌詞