Macht kaputt was euch kaputt macht – Ton Steine Scherben / トン・シュタイネ・シャーベン 和訳

Macht kaputt was euch kaputt machtTon Steine Scherben / トン・シュタイネ・シャーベン の和訳。70年代の反体制運動で頻繁に引用された重要な曲。この曲からさらに「Einheitsfrontlied (労働者の曲)」にシフトする。

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和訳

ラジオが流れる、レコードが流れる
映画が流れる、テレビが流れる
車を買う、家を買う
家具を買う、旅行を買う
何のために?

お前らを破壊するものを、破壊しろ!
お前らを破壊するものを、破壊しろ!

列車が走る、ドル札を巻く
機械が動く、人が働く
工場を作る、機械を作る
エンジンを作る、大砲を作る
誰のために?

お前らを破壊するものを、破壊しろ!
お前らを破壊するものを、破壊しろ!

爆撃機が飛ぶ、戦車が走る
警官が殴る、兵士が倒れる
上司を守れ、株式を守れ
法律を守れ、国家を守れ
俺たちから!

お前らを破壊するものを、破壊しろ!
お前らを破壊するものを、破壊しろ!

1970年ラヴ&ピースフェスティバルについて

ジミ・ヘンドリックスの最後のステージとして知られている「Love-And-Peace Festival」は、フェーマルン島で開催された、いわばドイツ版のウッドストックである。トン・シュタイネ・シャーベン (当時はローテ・シャーベン) も同日の1970年9月6日に出演していた。目玉のジミヘンが終わった後は、悪天候も重なって観客も少なかったが、「なぜか」この曲 (↑) を演奏中にステージで火災が発生。フェスはここで終了した。

実は、このフェスで報酬が支払われていないスタッフが多くいた。そしてローテ・シャーベンが演奏している頃には、主催者がすべての金を持ってとっくに帰っていたのだ。つまり、この火災は主催者の賃金未払いに対するプロテストで、暴動を起こすには完璧な曲であった。

バンドとしては初めての大舞台だったが、この事件をきっかけにプロテストバンドとして一躍名を馳せたのである。

歌詞