My Mind Is Ramblin’ – The Black Keys / ザ・ブラック・キーズ の和訳。1998年に亡くなったミシシッピのブルースマン、ジュニア・キンブローに捧げられたトリビュートアルバム「Chulahoma」からの一曲。
シングル・アルバム情報
Chulahoma: The Songs of Junior Kimbrough (2006) 収録曲
ミュージックビデオ・オーディオ
和訳
当て所もなく
この心は彷徨う
教えてほしい
どうすればいい?
恋をした
ずっと前から
君に
その手を貸して
愛してると言って
僕のものになると言って
当て所もなく
この心は彷徨う
教えてほしい
どうすればいいか教えて
間違わないように
ジュニア・キンブローについて
ジュニア・キンブローは1930年7月28日、ミシシッピのハドソンヴィルに生まれた。ギターを趣味で弾いていた父親の影響で子どもの頃からギターに親しみ、ライトニン・ホプキンスやミシシッピ・フレッド・マクダウェルなどの影響を受けた。
デビューは1967年。独立系レーベルからリリースされたシングルはローウェル・フルソンの「Tramp」のカバーだったが、名前は「ジュニア・キンベル (Kimbell)」になっていたり、曲名も「Tram?」になっていたりと、そもそもの質が悪かった。70年代にはほとんどレコーディングすることはなくなっていたが、80年以降に「Keep Your Hands Off Her」や「Do the Romp」などのシングルをリリースしている。
ジュニアが注目を受けたきっかけは、1991年に公開されたイギリスのドキュメンタリー映画『Deep Blues: A Musical Pilgrimage to the Crossroads』。この映画でナレーションを務めたロバート・パーマーは、翌年リリースされたジュニアのセカンドアルバム「All Night Long」をプロデュース。さらに、このアルバムでは息子のキニ―・キンブローがドラムを、R.L. バーンサイドの息子であるギャリー・バーンサイドがベースを担当した。このアルバムは高く評価され、多くの注目を集めた。それ以降、ファット・ポッサムというレーベルから1993年に「Sad Days, Lonely Nights」、1997年に「Most Things Haven’t Worked Out」をリリースしたものの、1998年に心臓発作で亡くなった。ジュニアの死後、ファット・ポッサムからは3枚のコンピレーション・アルバムがリリースされた。
ザ・ブラック・キーズによるトリビュートアルバム「Chulahoma」も、当時彼らが所属していたファット・ポッサムからリリースされた。タイトルは、ジュニアが運営していたジューク・ジョイントの所在地がチュラホマという地であったことに所以する (チョクトー語という北米の方言でアカギツネという意味もあるらしい)。彼らはデビュー当初からジュニアの曲を度々カバーしていて、2021年にリリースされた「Delta Kream」にも、ジュニア・キンブローの曲が多数カバーされている。
歌詞