Orangenlied – AnnenMayKantereit / アネンマイカンタライト の和訳。「オレンジの歌」というタイトルだが、この曲ではモノと記憶の結びつきを歌っている。忘れかけていた過去の記憶を不意に呼び起こす、そのきっかけのひとつが「オレンジ」だ。
MV
Orangenlied – AnnenMayKantereit 和訳
渡り鳥は南へ向かう
誰もが凍える冬の間に
二人は別の道を歩む
その愛が失われた時
物語は忘れられる
語る人がいなくなる時
でも父はいつも昔を思い出す
オレンジを剥く時
若い動物が群れを離れると
たいていは二度と帰らない
カッコーの巣の上を飛んだなら
その後は沈黙で窒息する
フォレスト・ガンプは大きな愛を見つけ
すぐにその愛を失った
誰もが多くの命を失う
皆それぞれの道を辿るから、フォレスト、走れ
人は母語だって忘れる
誰にも話しかけられないと
人は十分に愛せない
誰にも「愛してる」と言われないと
信じられないほど、時間が経つのは早い
とてつもない時間が
気づかれることもなく
毎年飛び去っていく
冬を迎えた鳥のように
物語は忘れられる
語る人がいなくなる時
でも父はいつも昔を思い出す
オレンジを剥く時