Sensibel – K.I.Z の和訳。7枚目のアルバム「Görlitzer Park」からの曲。この曲では移民・人種への社会的差別、特に表面的で偽善的な受容に対する苦い思いが綴られている。
シングル・アルバム情報
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和訳
そいつは言う「お前らの歌詞は思い遣りのないビッグマウスだ
でもこの話題になった途端、急に神経質になる」
お前と俺は同じくらい賢いから、文句はやめろ
トレンドは褐色の肌だ、どの広告にも現れる
吹き抜け階段にいた女は、どの隣人を探してるのかと俺に聞く
宅配業者なのか、それとも強盗を企てる奴か
売人は俺に似てた、違いはビザだけ
警察はそいつを膝で押さえつけ、俺と一緒に写真を撮ろうとする
ここはヨーロッパ、トラックの中で窒息するような場所*1
俺たちが守る国境のおかげで、子供の死体が水に浮かぶ
メディアは次の右翼テロリストを煽り、育てる
個人的な理由じゃない、クリック数を一番稼げるから
そして彼らはナイフを研ぎ、ロープを結ぶ
肌の色が濃いほど、怯えて見える
左翼がツイッターで議論することは:誰が左翼になれて、誰がなれないか
そしてXデーに向け、右翼は射撃場で訓練中だ
過敏すぎ、過敏すぎ
「お前は過敏すぎ」と言われて、俺は疲れたように笑う
ここでよそ者のように感じている兄弟たちへ
いつも黙ってることはできないが、全員と戦うことはできない
リザはクールなクロイツベルクに引っ越したが、保育園は別の場所で探す、なぜかというと
彼女はトルコ人が少ないグループを好むから
観客席から聞こえるのは、必ずしも猿の鳴き声じゃない
一部の人種差別主義者は右派に対するデモを行い、緑の党に投票する
お前は二級ドイツ人なんだ、鏡を見ろ
お前は自分の場所が分かってない、これから何が起きるか自覚しろ
これでお前のキャリアは終わりだ、その投稿をよく考えろ
お前の「パレスチナ解放」で、お前は上司からオフィスへ呼び出される
じっとしてろ、お前がここにいるのは割り当てられたからだ
まだこれはジェノサイドじゃない、死者が十分じゃない
ロレックスをつけた葬儀屋、商売は順調だ
今ではCDUにさえ黒人がいる
そして警官は彼のパスポートを返し、口ごもりながら「良い一日を」と言った
彼は文化上院議員には見えなかったから*2
へー、党も時代とともに変わってるんだな
彼がここにいるのは、ただ俺が大げさだと証明するためだ
過敏すぎ、過敏すぎ
「お前は過敏すぎ」と言われて、俺は疲れたように笑う
ここでよそ者のように感じている兄弟たちへ
いつも黙ってることはできないが、全員と戦うことはできない
「Wir sind mehr」のコンサートを思い返す*3
あの名前は間違いだった、俺たちは多数派じゃなかった
俺たちが存在しなければ、地中海の集団墓地も存在しない
もし漁網の中の死体が白人のキリスト教徒だったら
刺した犯人はモハメッドだろうか、ペーターだろうか?
被害者はどうでもいい、必要なのは加害者の名前
世界の半分はドイツの兵器で廃墟化している時に
お前は表札に書かれた外人の名前を気にする
ホスピスの看護師は親切に言ったつもりなんだろう
俺の父の名前を呼んで「ドイツ語はわかりますか?」と聞いた時
俺はそいつに怒鳴った、気の毒に思いながら
そして言われた「ああ、被害者意識、あなたにまさに当てはまりますね」
過敏すぎ、過敏すぎ
「お前は過敏すぎ」と言われて、俺は疲れたように笑う
ここでよそ者のように感じている兄弟たちへ
いつも黙ってることはできないが、全員と戦うことはできない
脚注
*1 2015年、オーストリア・ブルゲンラントの路上で放置された保冷車から窒息死した移民の遺体が71体発見された。地中海を渡る難民の多くは国境警備隊に追い返され、命を落としている。
*2 ジョー・シアロ文化上院議員はゲルリッツァーパークで開かれた集会に参加した際、警察から身分証明書の提示を求められた。
*3 「Wir sind mehr」は、ケムニッツでの過激な移民排斥運動が活発化した2018年にチャリティーとして行われた音楽コンサート。
歌詞