Venus – Kraftklub の和訳。ラップロックというスタイルを貫いているクラフトクルプによる、アンチへのディストラック。この曲にはK.I.Zのタレク・K.I.Zことタレク・エベネ (Tarek Ebéné) がバックボーカルで参加している。
MV
Venus – Kraftklub 和訳
[Strophe 1: Felix]
どうでもいい
クソどうでもいい
お前が知ってるヤツだろうが
お前が誰だろうと
クソどうでもいい
ラッパーたちは俺らの相手にもならない
あんなのもうラップじゃねえよ
ビギーが墓場から出て来るだろうな*1
あそこまで太ってなかったら
お前らはコメントを書く
でも俺らの前では口を噤むんだろ
クソどうでもいい
正解!
俺は童貞だってな
どうでもいいんだよ
でも覚えとけ
それがクソどうでもいいってな
お前の名前なんて知らねえよ
お前にヒット曲があるのかよ?
クリック数なんてクソどうでもいい
いいね数もな
[Chorus: Karl]
どうでもいい
クソどうでもいい
お前が知ってるヤツだろうが
お前が誰だろうと
クソどうでもいい
お前のことなんてクソどうでもいい
お前はクソにも値しねえから
どうでもいい
クソどうでもいい
ハンブルクからウィーンまで
[Strophe 2: Felix & Tarek]
どうでもいい
クソどうでもいい
立ち上がれ!
ラップがなければ*2
ロックがなければ
もう不可能だ!
ハレルヤ、ハレルヤ!
MTVクリブスは*3
レゴでできた俺の家を撮る
レゴの家
ファックがないも同然なら*4
俺はキリストの母親になれる
ジーザス・クライスタス!
ビデオではBMWに乗っても
現実ではフィアットに乗ってんだろ*5
どこに行きたい?
俺のレーベルは何してんだ?*6
3回まで答えさせてやる
ビッチとヤッてんだよ*7
アーメン!
[Bridge 1: Felix]
ケンカのネタを求めて
一線を越えてやる
窓から家具を放り投げろ*8
ダンスする場所が必要だ
[Chorus: Karl]
どうでもいい
クソどうでもいい
お前が知ってるヤツだろうが
お前が誰だろうと
クソどうでもいい
お前のことなんてクソどうでもいい
お前はクソにも値しねえから
どうでもいい
クソどうでもいい
ハンブルクからウィーンまで
[Bridge 2: Karl]
フランクフルトから シュヴェリーン
シュトゥットガルトから シュチェチン
ブリクセンから ベルリン
そして給油する ガソリン
[Outro: Karl]
どうでもいい
クソどうでもいい
お前が知ってるヤツだろうが
お前が誰だろうと
クソどうでもいい
注釈
*1 ビギーは、ヒップホップ界の重鎮かつ巨漢のアメリカ人ラッパー、ノトーリアス・B.I.G. ( The Notrious B.I.G. ) の愛称。1997年没。
*2 K.I.Zの曲「Hurra die Welt geht unter」の歌詞「Wenn nicht mit Rap, dann mit der Pumpgun (ラップがなければポンプアクションを)」を捩ったもの。クラフトクルプはラップとロックを掛け合わせた音楽を作っているため、その両方がなければ「不可能」である。
*3 MTVクリブス ( MTV Cribs ) は、MTVが放映しているドキュメンタリー番組。毎回セレブリティーのホームツアーが行われる。
*4「Ich geb so wenig Fick」は「どうでもいい」という意味で使われるが、それと同時に「ファック (性行為) を全くしていない」とも読める。そのため、処女である聖母マリアと同じになれるということ。
*5 フィアット (Fiat) はイタリアの庶民派自動車メーカー。
*6 タクトロス (Taktloss) の曲「Was macht mein Label」のレファレンス。
*7 タクトロスが作ったレーベル名「Fick Die Biaaatch Rekordz」を歌詞にそのまま使っている。
*8 ダイヒキントの曲「Remmidemmi (Yippie Yippie Yeah) 」のレファレンス。