Summertime Blues – Blue Cheer / ブルー・チアー の和訳。エディ・コクランの名曲をストーナーに変えてしまったカバーバージョン。遊ぶ暇さえ与えられないほど働かされるわりに選挙権も与えられない、ティーンの嘆きの曲。
MV
Summertime Blues – Blue Cheer 和訳
※括弧内はこのバージョンでは歌われていないが、重要なパンチラインなので補足している
ああ、もう騒ぐしかないだろ、大声を上げるしかないだろ
1ドルを稼ぐために、この夏ずっと働き詰めだって*1
彼女に電話しようとしても、デートの約束をしようとしても…
(それは無理、遅くまで働いてくれ)
どうすればいいか、たまに考える
でも、この夏の悲哀を治してくれるものはない
親にはこう言われた「あんた、お金を稼がないといけないよ
もし、今度の日曜日に車で出掛けたいならね」
ああ、俺は仕事に行かなかった、上司には病気だって言ったのに…
(お前に車は使わせない、お前は一切働いてないだろ)
どうすればいいか、たまに考える
でも、この夏の悲哀を治してくれるものはない
3週間は必要だ、良質な休息を取らないと
もういっそ、この問題を国連に持ってかないと
この地区の議員に伝えたら、こう言われた「しっかり聞いておくれ」
(助けてやりたいけど、君は投票できる年齢じゃない)*2
どうすればいいか、たまに考える
ああ、この夏の悲哀を治してくれるものはない
治してくれるものはない
注釈
*1 この曲が書かれた1958年時点で、アメリカの最低賃金は1ドル。
*2 エディ・コクランは当時19歳で、選挙権年齢は21歳以上だった。18歳以上に引き下げられたのは1971年のこと(アメリカ合衆国憲法修正第26条)。