Opiate² – Tool / トゥール 和訳

Opiate² – Tool の和訳。1992年のデビューEP「Opiate」の30周年記念でリリースされたのがこの「Opiate²」。カール・マルクスの「民衆のアヘン (Opium des Volkes)」という思想を踏襲している。

シングル・アルバム情報

Opiate² (2022) 収録曲

ミュージックビデオ・オーディオ

和訳

選択を行うことは いつもお前の課題だった
お前に必要なものは 強い指導者だ
耳も目も機能しない 追従するために生まれた愚か者
お前に必要なものは 強い指導者だ
俺のような
俺のような
俺のような
俺のような

お前の魂を天国に昇らせたいならば
俺を信じろ 判断をするな 疑問も持つな
お前はもう壊れている しかし信仰がお前を癒す*1
だから言われたことだけをやれ

耳も目も機能しない 追従するために生まれた愚か者
お前に必要なものは 強い指導者だ
耳も目も機能しない 追従するために生まれた愚か者
この聖なる手を お前に重ねてやろう

神の意思は
俺自身のものになる
神が話せば
俺を通して言葉は発せられる
神も必要がある
俺と同じように
俺たちが求めるものは
お前を犯すこと*2

イエス・キリストよ すぐに俺の人生を救ってくれ
目を開かせてくれ あなたの光で盲目にさせてくれ

お前の魂を天国に持って行きたいならば
俺を信じろ 判断をするな 疑問も持つな
お前はもう壊れている しかし信仰がお前を癒す
だから言われたことをやれ

イエス・キリストよ すぐに俺の人生を救ってくれ
目を開かせてくれ あなたの光で盲目にさせてくれ
イエス・キリストよ すぐに俺の人生を救ってくれ
目を開かせてくれ あなたの光で盲目にさせてくれ
耳も目も機能しない 追従するために生まれた愚か者
この聖なる手を お前に重ねてやろう

神の意思は
俺自身のものになる
神が話せば
俺を通して言葉は発せられる
神も必要がある
俺と同じように
俺たちが求めるものは
お前を犯すこと


脚注

*1 カール・マルクスの『ヘーゲル法哲学批判 (Zur Kritik der Hegelschen Rechtsphilosophie)』には「宗教とは、抑圧された生き物の溜息、心無い世界の心、魂の抜けた魂である。つまり民衆のアヘンだ」という記述がある。これは、宗教もドラッグも苦痛を即座に減少し、心地の良い倒錯によって前に進む力を与えているという構造上の類似性を指摘したものである。

*2 性的虐待の本質は人間の支配欲である。これは「Prison Sex」の内容と重なる部分がある。

歌詞